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クリックジャッキングとは?
クリックジャッキング(Clickjacking)は、ユーザーが意図しない操作をしてしまうように仕向けるサイバー攻撃の一種です。たとえば、目に見えるボタンとは異なる機能を隠し、クリックした瞬間に「いいね!」や「シェア」が実行されてしまうことがあります。
実際に起こった被害事例
過去には、Jリーグの選手がクリックジャッキング被害に遭った事例もあります。
Facebookを利用している人は要注意。エロ動画を再生しただけで「いいね!」や「シェア」ボタンが自動的に押され、つながっている人たちと共有されるトラップが拡散中。Jリーグ柏レイソルのDF増嶋竜也選手も被害に遭い、ニュースフィードに意図しない動画が表示され話題になった。
アダルトサイトに多いクリックジャッキングの手口
クリックジャッキングはさまざまなサイトで発生しますが、特にアダルトサイトでの被害が目立ちます。
- 「動画の続きを見る」ボタンを設置し、実はシェアボタンになっている
- クリックした瞬間にSNSで拡散される仕組み
- 被害者が増えるほど拡散し、広告収益が増える
ウイルスではないものの、意図しない共有によってプライバシーが侵害される可能性があります。
クリックジャッキングを防ぐ方法
被害を防ぐためには、以下の対策を講じることが有効です。
- アダルトサイトを閲覧する際はSNSをログアウトする
- 信頼できるサイト以外では「いいね!」や「シェア」ボタンを押さない
- そもそも無料動画サイトを利用せず、有料の定額サービスを利用する
無料サイトにはリスクがつきもの。安全を確保するためには、有料サービスの活用も一つの選択肢です。
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