最近増えている“AV詐欺サイト”とは?手口と注意点を解説
ネット上では、「日本の動画が見放題」「格安サブスクで海外動画」とうたう怪しげなサイトを見かけることがあります。
一見すると、正規配信サイトのような外見をしており、パッケージ画像(パケ写)や作品解説、女優紹介なども充実していて、一見では判断がつきにくいケースもあります。
ですが、そうしたサイトの中には違法にコピーした動画を使い有料会員登録へ誘導する詐欺的な構造を持ったものが存在しており、実際にトラブル被害も報告されています。
詐欺的なAVサイトの特徴と構造
以下のような特徴を持つサイトには、特に注意が必要です。
▸ 外見は正規配信サイト風
- パッケージ画像、女優名、解説文、サムネイルなどが整っている
 (ここまでは合法)
- 「フル動画はこちら」「今すぐ高画質で視聴」などのリンクが設置されている
 (ここでFANZAなど正規のサイトに遷移すれば問題なし)
▸ 実際の動画は外部アップローダーに保管
- リンク先は海外のファイルアップローダーサービス
- そのアップローダーに別途有料登録しないと動画にアクセスできない
- 動画紹介サイトとアップローダーは別運営のように見えるが、実質的に連携しているケースも
▸ 動画の実在性は不明、または削除済み
- 最近では、リンクをクリックしても「ファイルが存在しない」ケースが増えている
- 数日で削除されることも多く、お金を払っても何も見られないこともある
最近の傾向:返金不能・提供なしの詐欺化が進行
著作権保護の取り組みが強化され、AVメーカーからの削除申請も増えたことで、違法アップロードの寿命は極端に短くなっています。
- 有料登録しても、動画がダウンロードできない
- サポート対応がなく、返金が受けられない
- 運営元が不明で、問い合わせ手段すらない
このように、かつては“グレー”だったサイトが、今や明確に“詐欺”と呼ばれる状態になっているケースもあるのです。
体験談:PayPal利用で返金対応を受けた例
こうしたサイトに誤って登録してしまった場合でも、決済手段によっては被害を最小限に抑えることができます。
筆者自身の体験では、PayPal経由で支払ったところ、動画が存在せず、すぐに返金申請を行いました。結果として、スムーズに返金され、被害を回避することができました。
▼ PayPalのメリット
- 相手にカード情報を渡さずに済む(匿名性の確保)
- サービス内容が事実と異なる場合、購入者保護制度が適用される
- クレジットカード会社よりも申請が簡単かつ迅速
一方で、通常のクレジットカード決済の場合、返金対応は不可能ではないものの、手続きが煩雑になるケースもあります。
安全性を見極めるためのヒント
以下の点に注意することで、詐欺的なサイトを避ける判断材料になります:
▸ 決済会社の名前を確認
- サイトの課金ページで、信頼性の高い決済代行会社が使われているかを確認しましょう。
- 例:Epoch、CrownBill、Segpayなど(老舗で安全性が高い)
- 名前が表示されない/聞いたことがない業者名の場合は要注意
▸ 利用規約・サポート情報が不十分なサイトは避ける
- 運営元の情報が不明
- 退会方法や返金ポリシーが書かれていない
- お問い合わせフォームが形だけ
検索方法にも注意:Google検索は要警戒
女優名や作品名でGoogle検索すると、スパムサイトや偽リンクが上位に表示されることがあります。
そのため、
- AV作品を探すときは、信頼できるサービスの公式検索機能を使う
- Googleなどで検索する場合は、URLやドメインをよく確認する
- 「海外動画」「無料」などのキーワードを組み合わせると、危険なページがヒットしやすくなる
まとめ:不自然に安い・見た目が豪華すぎるサイトには注意
現代の詐欺サイトは、一見すると正規サイトのように見える工夫が凝らされています。しかし、肝心の動画が提供されなかったり、サポートが機能していなかったりするケースは後を絶ちません。
安さや見放題という言葉に惑わされず、支払い前に構造や運営情報、決済方法を冷静にチェックするよう心がけましょう。
万が一誤って登録してしまった場合でも、PayPalなどを利用していれば、被害を最小限に抑えることができます。そして、信頼できる正規サービスを選ぶことが大切です。


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